看護師の休暇

以前までの看護師は、過酷な残業と夜勤勤務などの原因から看護師の職業を辞めていく方も多くいました。
ですが、最近は看護師の待遇も見直され週休2日制を導入している病院がたくさんあります。
夜勤の次の日は休日にできたりと、過酷な労働環境を強いられていた状態から、看護師の待遇が好転してきました。

92年5月から国家公務員に対して完全週休2日制が導入されたおかげで、看護師が週に2日休日を取得できる病院が増えています。

93年には、公立・民間の病院で、完全週休2日制を導入しているところが51.3%、隔週で週休休2日としているところが31.2%です。

また、2001年には、完全週休2日制で勤務している看護師の割合が65.6%と、以前と比べて大幅に増加傾向にあります。

 

昔のイメージと違い、公立病院や民間病院の半数近くは、看護師でも
完全週休二日制で休暇を取る事ができています。

 

休みがない職業として有名なナースでしたが
完全週休二日制の病院で仕事をしている看護師は
現在では70%近くまで増えてきています。

 

看護師の休暇に関して。労働基準法や病院での取り決めからなっている有給休暇があり
半年勤務で10日の有給休暇を支給される病院が多いです。

 

ひと昔前の看護師は、時間外労働が多く、求人数も少なかったのですが
最近は、有給をしっかりととる事もできて自分のプライベートを大切にしています。

 

育児休暇や介護休暇も看護師の休暇として認められています。

これから学校に通って看護師になろうという若い方には、まだ実感がないかもしれませんが、介護休暇や育児休暇なども利用できるようになってきています。

労働省(現厚生労働省)では、高齢化社会に対応するため、92年7月に要介護者の範囲を配偶者・父母・子供とし、3ヵ月の休業期間を与える「介護休業等に関するガイ ドライン」を策定しました。これによって、看護師の職場でも介護休暇制度が取り入れ、最も近い身内の看護をしやすい状況になっています。

92年4月から施行された「育児休業等に関する法律(現育児休業、介護休業等育児又 は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律)」により、育児休業・休暇も法的に認めら れるようになっています。実際の取得率は2001年で50.7%と、全国平均をやや下回って います。そのかわり、取得週数は長くなっています。

 

有休休暇は1年目で年間10日、翌年から1日づつ増えて年間20日までと
定められています。

 

また、看護師の仕事は1人休むと他の看護師にかかる負担が非常に重いため
急な欠勤の場合には、勤務を替ってもらう事が出来るのも
看護師の勤務では常識となっています。

 

看護師の夜勤と準夜勤へ

看護師転職のノウハウ
看護師の仕事について
看護師に求められている能力
看護師の給料と年収
看護師の休暇
看護師の夜勤と準夜勤