看護師に求められている能力
看護師として勤務するにあたり、看護師に必要な能力があります。
看護師は、患者様のお世話や看護をするだけでなく、
医師との連携やチームワーク能力も問われる職種です。
医療についての専門的な知識だけを求められているのではありません。
病院で働く看護師の仕事には、大きく分けて 「診療の補助」と「療養上の世話」という2つの役 割があります。
診療の補助とは、医師の治療方針や指示に従 い、注射や点滴、薬の投与、あるいは検査の介 助など、さまざまな治療のサポートを行うことを指します。
もちろん、そこには「人の生命を預かる」という重 大な責任が発生するため、何よりも看護師はは高 い安全性を約束しなければなりません。
医師の助手をしているだけではなく、
様々な書類作成から患者さんの身の回りの世話など幅広く仕事をこなしていきます。
特に、看護の仕事で一番重要なのが患者さんのお世話です。
そのため知識以上にコミュニケーション能力は重要です。
担当する看護師によって患者さんの精神面の安定に大きく影響します。
怪我など肉体的な病気を治すのみではなく、
患者さんの精神面でのケアを行うことで早く病気を回復させる事が出来ることがあります。
看護師の存在は、
病気やなれない場所で心細い患者さんにとって、看護師とは大きな存在と言えるのではないでしょうか。
看護師は、患者さんだけではなくその家族ともコミュニケーションを取り
家族の不安や疑問・今後のち医療方針などを把握します。
看護師の幅広い仕事内容をこなしていくうえで、体力や精神力は重要で
気配りや根気も必要な能力です。
医師の指示に従って治療の援助はしますが、 看護師自身「この患者さんは、このような状態だから、この薬や検査が必要」という科学的な根拠を 確認しながら治療のサポートをすることが大切です。人に言われるまま動くのではなく、自分で考 えることにより、高い安全性を患者さんに保証で きます。
したがって看護師の免許を取れば、ゴールというわけではなく、日進月歩で進化する医学知識に ついて、つねに自分自身で勉強する必要があります。また、医学の常識が変われば、それ に伴い看護の方法も変化します。新しい技術や 理論を取り入れ、看護の質を高めていくことも必 要です。看護師を現役で続けるかぎり、学び続け る姿勢が求められますが、これは「専門職」の 宿命です。
